腰椎分離症の予防ストレッチ・トレーニング

腰椎分離症とは?

腰椎分離症は腰椎と呼ばれる腰骨の疲労骨折を指し、小学生から高校生にかけて発生する成長期に多い代表的な腰の怪我です。
腰椎分離症が発生する要因として、成長期の発育段階にある腰椎に対して腰を反ったり、捻ったりする動きが繰り返されことにより発生します。
野球のスイング、サッカーのキック、バスケットボールやバレーボールでのジャンプなどが挙げられます。

腰椎分離症とは
腰椎に対して伸展・回旋の負荷が蓄積することによって発生する疲労骨折。
中学生を中心としたの成長期の男子に多く発生する。

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腰椎分離症の段階

腰椎分離症は腰椎の骨折の程度に合わせて初期、進行期、終末期と段階に分けられます。

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初期と進行期の段階で診断され、スポーツを休止し適切な治療を行えば、骨が癒合(骨がつく)する可能性は初期で約90%、進行期で約60%程度となります。
しかし、最も重症度が高い終末期の段階では骨が癒合する見込みが少なく、成人になっても腰痛が発生してしまう可能性が残してしまいます。

腰椎分離症の症状

腰椎分離症の代表的な痛みとして腰を反って捻った時の痛みが挙げられます。
特に腰の中央にピンポイントで痛みを訴えたら要注意です。

腰椎分離症に多い症状
伸展、回旋した時のピンポイントの腰の痛み

また一時的に症状が改善と再発を繰り返すこともあり、痛みを我慢をしてスポーツを続けてしまうと徐々に骨折が進行してしまい骨の治癒が見込めなくなってしまう可能性もあります。
※1-2週間以上続く痛みは受診を促してください。

腰椎分離症の初期段階ではレントゲンに写らないこともあり、発見するにはMRIやCTなどの精密検査が必要になります。
レントゲンに写った場合にはすでに骨折が進行している可能性があり治療が長引き、結果的にスポーツ復帰まで時間を要してしまいます。
腰椎分離症の症状がみられた場合には早急に整形外科など医療機関を受診することが必要になります。

point
✔︎中学生を中心とした成長期の男子に多い
✔︎腰を反る捻る(伸展回旋)での痛みが主であり、ピンポイントの痛みは要注意
✔︎早期発見では治る可能性高いが、、発見が遅いと治りにくくなる

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なぜ腰椎分離症になるのか|身体の構造から考える

脊柱の構造的に大きく頚椎、胸椎、腰椎の三つに分けられます。

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脊柱の中でも頚椎と腰椎の中間に位置する胸椎の柔軟性低下は、頸椎や腰椎での代償動作を招きます。

回旋運動に重要な胸椎回旋と股関節内外旋

脊柱の全体が捻じれることによって回旋の動きは可能となります。
腰椎は回旋には不適切な構造をしており、腰椎は全体で約5-7°しか回旋することができません。
一方、胸椎は約30-35°回旋することができますが、胸椎の柔軟性が低下することによって腰椎の代償が発生し、回旋の負荷が蓄積することが腰痛につながる原因の一つに挙げられます。
また股関節は大きく回旋する関節であり『腰を捻る』とは、股関節の回旋が起こる動きです。

脊柱の回旋角度
胸椎|30~35°
腰椎|5~7°
参考|筋骨格系のキネシオロジー

腰椎の代償をなくすためには胸椎と股関節の回旋柔軟性を改善することが求められます。

胸椎・股関節柔軟性セルフチェック

胸椎と股関節の柔軟性がどれぐらいあるのかセルフチェックしてみましょう。

胸椎回旋セルフチェック

四つ這いの状態から頭に手を乗せて、胸を開いていきます。
頭頂部と肘の角度を測り45°以下であれば回旋の柔軟性低下の可能性があります。

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股関節回旋セルフチェック

うつ伏せで股関節を捻り、スネの角度が地面に対して45°あるか確認しましょう。

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予防ストレッチとトレーニング

胸椎回旋ストレッチ

股関節回旋ストレッチ

以上、腰椎分離症について病態と予防法についてお伝えしました。
成長期の腰痛は無理させず、病院受診するとともに予防ストレッチ・トレーニングでセルフコンディショニングすることで無理なくスポーツを楽しめるのではないでしょうか。
参考にしていただけたら幸いです


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