胸椎伸展運動は胸を張るためには非常に重要になります。
姿勢悪化の代表例として、猫背があるように胸椎は過剰に屈曲する傾向にあるため、改善を試みることは多いのではないでしょうか。
しかし胸椎を含む脊柱の構造上、伸展エクササイズのみを行っても十分な改善を見込めず、可動域改善に難渋することは多いのではないでしょうか。
Contents
十分に改善しない理由①|胸椎は3次元で動く
脊柱は3次元で動くため、一方向のみの運動では不十分で、他2方向の改善を図る必要があります。
特に胸椎は構造上、回旋可動性が大きいことから回旋運動の制限は伸展制限に直結しやすくなります。

胸椎柔軟性チェック
四つ這いから片肘を着き、反対側の胸を開きます。
地面に対して45°以上が目標です。

胸椎可動域改善ストレッチ
十分に改善しない理由②|呼吸との関係性
胸椎の柔軟性改善には肋骨の柔軟性が必要となります。
肋骨は呼吸機能と密接な関係性があり、呼吸機能低下は肋骨の柔軟性低下を招きます。
首や腰に力が入らずに胸・お腹をしっかり膨らませられるようにしましょう。
呼吸機能改善エクササイズ
十分に改善しない理由③|下半身とのバランス

骨盤が前に行くと、上半身を後方に移動させることでバランスを保ちます。
そのため胸椎が丸くなることは姿勢を保つための反応であることから、胸椎伸展の可動性が改善しても、下半身が前方偏位したままでは姿勢・動作は変化しないと考えられます。
胸椎伸展可動域改善には、股関節を屈曲させ下半身を後方へ偏位させた状態でのトレーニングなど、下半身との関係性を考慮する必要があります。
胸椎伸展トレーニング
L-fit.では3つのコンセプトで、皆様の悩みを解決できるように努めています。
記事をお読みいただいて、気になることがありましたら是非お問い合わせください!!
身体の動き改善にお役に立てればと思っています。