ランニングにおいて発生頻度が多い膝内側の痛みである鵞足炎について、解剖から評価、局所の改善方法、トレーニングについてご紹介していきます。
Contents
鵞足とは!?
縫工筋・薄筋・半腱様筋の3筋がスネの内側に付着する部分になります。
これらの筋肉が付着部を引っ張ることで炎症が起こり、痛みが生じます。

鵞足炎を誘発しやすいランニング動作
踏み込み動作
✔︎膝が内側に傾く動き
踏み込んだ際の動き
土踏まずが潰れたり、お尻が外側に流れることで、膝が内側に傾き(下腿外旋・膝外反)膝関節内側の組織に伸張ストレスを加えることになります。

ストレッチ方法
3筋のストレッチ方法
鵞足に付着する筋のストレッチ方法をご紹介します。
炎症が軽度の状態であればストレッチにて症状が軽減する場合もあるため、セルフコンディショニングとしても有用です。
✔︎縫工筋
股関節伸展・内転位で股関節内旋
✔︎薄筋
股関節屈曲外転
✔︎半腱様筋
股関節内旋位で股関節屈曲内転

改善のためのトレーニング
土踏まずに対するアーチ機能改善トレーニング
土踏まずが潰れることによる膝内側傾斜の動きを修正するためにアーチ機能改善トレーニングを行います。
足部可動性改善のセルフケア後に足指を曲げたり開いたりするトレーニングにてアーチ機能改善を図ります。
お尻が外に流れることに対する骨盤帯安定化トレーニング
股関節周りの筋力低下は骨盤が安定せず外側に傾いてしまいます。
✔︎股関節外旋トレーニング
✔︎クロスオーバースクワット
✔︎ワイドスクワット
以上
鵞足炎に対するストレッチとトレーニングをご紹介しました。
問題となる動作に対してもアプローチすることで痛みの軽減を図れると考えます。
参考にしていただけたら幸いです。
L-fit.では3つのコンセプトで、皆様の悩みを解決できるように努めています。
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身体の動き改善にお役に立てればと思っています。